県産材の建物ができるまで

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木を伐る

新潟で育った木を伐り出す素材生産部門で
働く方にインタビューしました

村上市森林組合

株式会社マルワイ

整備した山が残り、

次の世代へつながる

村上市森林組合

森林整備課 課長代理

菅原 史裕さん

村上市出身

Q1.森林組合に勤めたきっかけは?

地元で働ける仕事を探しているときに紹介してもらいました。実家が村上市森林組合の組合員だったのと山に行くことにも慣れていたので、自分でもできる仕事かなあと思ったのですが…。ことしで12年目になりますが、未だに山主さんに怒られることがあります(笑)。

Q2.森林組合ではどのような仕事をしていますか?

組合員さんの山の手入れを第一に、山の整備全般を行っています。組合の現在の主力事業は間伐です。間伐では補助金を受けながら山主さんに利益をお返しすることもできます。そのための山主さんとの話し合いや現場管理も行います。間伐には2種類あって、成長の過程で過密となった木の一部を間引きして残された木の成長を促す「保育間伐」と、成長した木を伐って製材所等に販売して利用する「利用間伐」があります。

チェーンソーで木を伐る、
村上市杉平の6ヘクタールの間伐現場

Q3.仕事で大切にしていることは?

森林組合の仕事は利益だけを追求する仕事ではありません。任されたといっても山主さんの山なので、山をどうして欲しいと思っているのか、何を求めているのか、山主さんの思いをよく理解した上で話を進めていくようにしています。

Q4.林業の魅力とは?

整備した山が残り、次の世代につながるのは誇れることだと思います。手入れした山を見るのも、うれしいです。自分が1回でも手入れした山は近くを通るたびに見るようになりますね。山北(さんぽく)の山が少しずつ整備されていくといいなと思っています。山の整備は終わらない仕事です。木を伐った後に植栽すればその後、約50年に渡って木を育てていかないといけません。山主さんたちが管理できるかを考えると、最近は植栽しないこともひとつの提案としてあります。この地域では植栽をしなくても自然に広葉樹の山に還ることも多いです。

Q5.県産材についてどのように考えていますか?

新潟県は他の県に負けないくらい、山の資源は豊富にあるのに活かしきれていないのが残念だと思います。山北には昔の人たちが植えてくれた木がたくさんあります。私たちは山主さんから預かった山を整備し、木を伐ることしかできないのですが、例えば製材所や大工さん、工務店、実際に商品を使ってくれる人たちまで、林業に関わる人たちのつながりができると県産材の需要がもっと増えるのではないでしょうか。

森林組合では植栽も行う。
7年前に植えた木がこんなに大きく育った

Q6.今後、どのように林業を展開していきたいと考えていますか?

山北の山の特徴と自分たちの森林組合の個性を考えて、新しい林業を作っていきたいです。
また、今、気になっているのが東北エリアのように大量の丸太を消費する大規模製材工場のある県などに比べると、新潟県の林業に関する規模が小さいことです。新潟県外にも県産材をアピールする、または海外輸出、製材工場誘致など、できることはまだまだあると思います。

村上市森林組合の加藤健斗さん(左)、
富樫一弘さん(中央)、菅原さん(右)

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取材協力先

村上市森林組合

〒959-3907 新潟県村上市府屋121-2
TEL:0254-77-3121
HP:https://e-woods.com/

高性能林業機械の活用で

新しい林業が見えてきた

株式会社マルワイ

代表取締役

長谷川 芳喜さん

阿賀町出身

Q1.林業を始めたきっかけは?

1986(昭和61)年に創業しました。私が2代目ですが、父が社長だった当時、社員は3~4人。昔は川を利用して丸太を筏にして運んでいました。現在は林業のほか土木業も行っていて、森林作業員は14人います。

Q2.県産材についてどのように考えますか?

県産材の魅力は価格が安定していることですね。良材は住宅用に、低質材はバイオマス用にと無駄なく活用しています。わが国の林業は厳しい状態が続いていますが、高性能林業機械を導入してから少しずつ利益が上がってきています。

Q3.高性能林業機械導入で変わったことは?

チェーンソーで木を1本1本倒すよりもザウルス(正式名フェラーバンチャザウルスロボ:立木を伐倒してつかむ作業及び路網作設を1台で行うことができる高性能林業機械)で倒す方が生産性も上がるし、森林作業員の事故も減るので、安心して働いてもらえます。3年前に水戸の森林組合でザウルスを見て、その性能に驚き、すぐに購入しました。ザウルスのほか、プロセッサなど積極的に高性能林業機械を取り入れることで林業の新しいやり方が見えてきて、私も林業が面白くなってきました。

立木の伐倒と引き上げを行うザウルス

長さをそろえて玉切りした材をつかんで集積する

Q4.今後、どのように林業を展開していきたいと考えていますか?

もっともっと若い人たちに林業に関わってほしいと思っています。昔ながらの林業のやり方では危険も多いし、効率も悪い。これでは若い人もやる気がなくなるでしょう。高性能林業機械を活用して、安全でより生産性を高める仕事を目指したいですね。女性作業員さんも募集しています。一緒に林業をやってみたい人、林業に興味のある方はぜひ、ご連絡ください。

現場がひとつ終わると

達成感があります

株式会社マルワイ

森林作業員

大竹 陵一さん

阿賀町出身

Q1.林業の仕事を選んだ理由は?

祖父が林業をやっていたので自分にとって林業は身近な仕事でした。学校を卒業後は新潟で働いていたのですが、阿賀町に帰ってくることになって林業をやることにしました。森林組合で約8年働き、ここに来てから約10年になります。もう18年もやっています。

Q2.現在はどのような仕事をしていますか?

当社は林業に関することは何でもやるんです。チェーンソーで木を伐ったり、高性能林業機械などの現場作業はもちろんですが、製材所とのやりとりや現場の段取り、営業もやっています。

Q3.林業をやっていてよかったと思うことは?

やっぱり現場がひとつ終わったときは達成感があります。また、当社では住宅の庭木の伐採を頼まれることもあり、お客様から「ありがとう」と言われるとうれしいですね。普段の山での作業はお客様の顔が見えないので、こういった言葉が励みになります。

Q4.若者に仕事の魅力をどのように伝えたいですか?

今は高性能林業機械による作業がメインとなり、仕事のやり方が変わってきました。昔は林業と言うとキツい、厳しいイメージでしたが機械化で楽になりましたし、安心して作業に集中できます。機械が好きな若い人にも魅力的になってきていると思います。

木材を積む、運ぶを1台でこなせる
グラップルクレーン付きのトラック

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取材協力先

株式会社マルワイ

〒959-4539 
新潟県東蒲原郡阿賀町日野川乙1889
TEL:0254-95-2264

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