県産材の建物ができるまで

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木を伐る

新潟で育った木を伐り出す素材生産部門で
働く方にインタビューしました

株式会社マルワイ

高性能林業機械の活用で

新しい林業が見えてきた

株式会社マルワイ

代表取締役

長谷川 芳喜さん

阿賀町出身

Q1.林業を始めたきっかけは?

1986(昭和61)年に創業しました。私が2代目ですが、父が社長だった当時、社員は3~4人。昔は川を利用して丸太を筏にして運んでいました。現在は林業のほか土木業も行っていて、森林作業員は14人います。

Q2.県産材についてどのように考えますか?

県産材の魅力は価格が安定していることですね。良材は住宅用に、低質材はバイオマス用にと無駄なく活用しています。わが国の林業は厳しい状態が続いていますが、高性能林業機械を導入してから少しずつ利益が上がってきています。

Q3.高性能林業機械導入で変わったことは?

チェーンソーで木を1本1本倒すよりもザウルス(正式名フェラーバンチャザウルスロボ:立木を伐倒してつかむ作業及び路網作設を1台で行うことができる高性能林業機械)で倒す方が生産性も上がるし、森林作業員の事故も減るので、安心して働いてもらえます。3年前に水戸の森林組合でザウルスを見て、その性能に驚き、すぐに購入しました。ザウルスのほか、プロセッサなど積極的に高性能林業機械を取り入れることで林業の新しいやり方が見えてきて、私も林業が面白くなってきました。

立木の伐倒と引き上げを行うザウルス

長さをそろえて玉切りした材をつかんで集積する

Q4.今後、どのように林業を展開していきたいと考えていますか?

もっともっと若い人たちに林業に関わってほしいと思っています。昔ながらの林業のやり方では危険も多いし、効率も悪い。これでは若い人もやる気がなくなるでしょう。高性能林業機械を活用して、安全でより生産性を高める仕事を目指したいですね。女性作業員さんも募集しています。一緒に林業をやってみたい人、林業に興味のある方はぜひ、ご連絡ください。

現場がひとつ終わると

達成感があります

株式会社マルワイ

森林作業員

大竹 陵一さん

阿賀町出身

Q1.林業の仕事を選んだ理由は?

祖父が林業をやっていたので自分にとって林業は身近な仕事でした。学校を卒業後は新潟で働いていたのですが、阿賀町に帰ってくることになって林業をやることにしました。森林組合で約8年働き、ここに来てから約10年になります。もう18年もやっています。

Q2.現在はどのような仕事をしていますか?

当社は林業に関することは何でもやるんです。チェーンソーで木を伐ったり、高性能林業機械などの現場作業はもちろんですが、製材所とのやりとりや現場の段取り、営業もやっています。

Q3.林業をやっていてよかったと思うことは?

やっぱり現場がひとつ終わったときは達成感があります。また、当社では住宅の庭木の伐採を頼まれることもあり、お客様から「ありがとう」と言われるとうれしいですね。普段の山での作業はお客様の顔が見えないので、こういった言葉が励みになります。

Q4.若者に仕事の魅力をどのように伝えたいですか?

今は高性能林業機械による作業がメインとなり、仕事のやり方が変わってきました。昔は林業と言うとキツい、厳しいイメージでしたが機械化で楽になりましたし、安心して作業に集中できます。機械が好きな若い人にも魅力的になってきていると思います。

木材を積む、運ぶを1台でこなせる
グラップルクレーン付きのトラック

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取材協力先

株式会社マルワイ

〒959-4539 
新潟県東蒲原郡阿賀町日野川乙1889
TEL:0254-95-2264

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